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映画「サバイバルファミリー」を観て、自分のサバイバル能力を振り返る

ちょっと気になるし、映画館も久しぶりって事で、

映画「サバイバルファミリー」を観てきました。

(ネタばれナシですが、予告で分かる範囲内のことで詳細明記)

 

「サバイバルファミリー」予告

www.youtube.com

 

電気が全く使えなくなった日本で、家族4人が生き残る話。

自分だったら、どう選択する?

今の生活でこうなったら、どうする?どうなる?

映画をたのしみつつ、頭の中で色んなことを考えました。

やっぱそうだよねって、確認作業にとても良かった。

 

わたしの理想のパートナーは

「この人となら無人島でも生きていけると思える人」。

他力本願じゃなくわたしもそう思われたい、という願いも込めて。

 

 

彼と2人で観てきたけど、わたし達の行き着いた目標は

「5年後くらいには、もしこうなった時に家族や友達と一緒に食べて生きていける暮らしをつくっておきたいね」でした。

田んぼと畑があって、種も自家採取してあって、保存食もしっかりあって。

湧き水と薪の確保もしてあって、野草や山菜も熟知して。

あああーーー

遠い。笑

けど、そんなに遠い未来じゃない!

 

5年なんて悠長なこと言ってないで、

”もしこうなった時” が ”今日” だったら???

という視点で、生きていたいもの。

いつ、どこでどうなっても、何か人の役に立てて、笑顔でいられる人でありたい。

 

現時点でのわたしのサバイバル能力 (社会的な環境も含めて)

をまとめてみました。

 

食べること

わたしの今住んでいる環境は、山に囲まれ、綺麗な川の流れる地域。

一時的に実家に戻ってきていて、今は土地を探し中の身です。

この町は農家さんが多く、川魚も釣れる。小さい頃、BBQの時に鳥やカエルを焼く大人もいたっけ。(幼いわたしは怖くて見れなかったけど)

味噌、乾物、その他保存食を手作りしている人はたくさんいる。

とにかく自然環境と人が豊かで、知識と経験の宝庫。方法は教えてもらえる。

実家には畑があり、町内に祖父母の畑もある。種の自家採取は多少ある。

物々交換で食べ物を得られる可能性は十分。そう思える信頼関係を、祖父母も両親も、この町で築いてきている。わたしも、小さい頃からかわいがってくれた人達の顔が浮かぶ。これは、地域で生きるサバイバル能力の一つだと思う。

無人島で生きるサバイバル能力とは違うけど、大切なこと。

映画の中でも、田舎の底力と暮らしの安定感、すごかったな。

災害時によく言われている事だけど、ご近所さん同士で協力し合う姿が印象的だった。

食べものは、スーパーの中だけじゃない!

 

わたしの食べるサバイバル能力

・少しは野草や山菜を覚えてきて、調理もできる

・人は10日間玄米(栄養バランス良)と水だけでも生きられる事を知ってるから、小食に対する不安は少ない。ゴマ(体内の酵素を活性化)と塩(ミネラル)があれば、なお楽に。うちの彼は10日間体験済みで、わたしもゆる〜く経験。これは、七号食と呼ばれているデトックス法。

・生で玄米を食べることができる事を知っている。30分くらいかけて、ゆっくり食べるらしい。戦時中、お守りの中に玄米を入れて生き延びたエピソードがある。

・塩をどれだけ手に入れられるかにもよるけど(わたしの町は海まで遠い)、保存食も少しはレパートリーがある。

・薪での調理経験多少あり。薪でお米は炊ける。

・その他の食材とのバランスにもよるけど、約2年間肉・魚・卵を食べずに生活できたので、それらを食べられない危機感やストレスはない。質によるけど、逆に食べるストレスも少ない。野菜と穀物中心の食生活が好きだけど。

・カップラーメンなどのインスタント食品、清涼飲料水、スナック系など食べると体調を崩したりする。そんな自分だからこそ、なお自然食の知識をつけておかなければ!

・ハーブ、野草、保存食、昔ながらの生活の知恵、自然療法の本があるから、本を読みながら、地元のおばあちゃんやおじいちゃんに聞きながら、実践できる。

 

水と火

うちの町には沢水や井戸水、薪で生活している人、もしくはその生活をした事がある人がたくさん居る。道具は祖父母に借りることができるし、例え長距離歩いても、歩ける範囲で飲み水は確保できる。薪も祖父母が使っているし、わたしの実家は建築業。祖父母が山を所有しているので、いざとなったら山の木もある。

町には、炭焼きをしている人もいる。炭焼きの煙が立つ山は、森が再生している証拠だそう。人が森に入り、暮らしに木を使うことで、循環と再生が成り立っていた。このような文化や、先人の知恵が薄れていくことで、自然環境だけじゃなく、そもそも自分たちの命も危ぶまれる。サバイバルという言葉の響きより、電気も石油もなかった時代、人はどう暮らしていたのか、という事なんだと思う。昔に戻れ、という話ではなく、あくまで未来に繋げたい、叡智の一つだと思ってる。

ourworld.unu.edu

 

わたしの水と火を確保するサバイバル能力

・着火剤は、マッチやライターしか使ったことがない。けどマッチ1本で火を起こし、お米を炊き上げれた事もある。

・どんな水なら安全なのか、判断能力は低い。

・携帯浄水器、ほしい。文明の発展にも頼りたいわたしがいる。

携帯型浄水器|災害備蓄品マニュアル

飲尿健康法というのがある。

matome.naver.jp

尿療法 - Wikipediaもご参考に。

わたしは実践していないけど、実践している人は、けっこういるみたい。実際にどうやっているのかも聞いたことがあって、いざって時に安心して(?)実践できる心づもりをしておこうと思う。賛否両論あるけれど、わたしの知人達は、すっごく若々しくて健康。湿疹とか皮膚にも治癒効果があるみたい。自分の不調を自己完結できたら、そりゃいいなーと思う。実践したいかどうかは、わたしの中のまだ拭いきれない尿へのイメージが。。こうやって「普通こうでしょ」と思っていたことが、ここ数年で色々と覆されてきている。学校やメディアから教わってきたことってなんだったの?っていうくらい。

 

住まいの水回り

この映画の中で面白かったのが、電線からの電気供給がストップしただけじゃなく、電池も動かなくなったっていう異常事態。マンションは、高齢者には特に命の危険があるくらい一気に不便な暮らしへ変貌。ガスも水道も使えなくなっていた。

4人家族が行き着いた田舎で困っていたことと言えば、電柵が機能しなくて家畜の豚が逃げてしまったことくらい。あとは、人手不足。

日本は、上下水道の設備や水のリサイクル技術が進歩して、自分が家の排水に何を流しても安心している人は多いと思う。

洗濯、食器洗い、お風呂、これらに使われている洗剤やシャンプーを、そのまま川で使っている光景を想像したら、ゾッとした。生き物にも大迷惑。すでに、マイクロビーズの環境被害は起こってる。

wired.jp

 

自分の家と、海や川は繋がっている。自分と地球の間に、どんなに上下水道処理設備が整っていても、自然と繋がっている意識で暮らすことは大切。

 

わたしは5年前、水回りの日用品を一掃した。

洗濯 

Before   除菌殺菌柔軟剤入り香りプラス系な製品を、普通にドラッグストアで購入して使用。種類も色々試したりして、ボトルも無駄使いに(思い出すと心がイタい)。

After      自然分解する液体石鹸を少量。現在は「森のなかま」を使用。

www.momonokura.com

 

食器洗い

Before    油汚れスッキリ泡立ちしっかり系洗剤を、ドラッグストアで購入。食器が香るのは嫌いで、香り無しのものを使用。

After       ここでも「森のなかま」を水で薄めて使用。野菜を入れたボールや、お味噌汁椀とかは水洗い。気になる油汚れや、動物性のものを切ったまな板などには森のなかまを使用。わたしが3年間お世話になった千葉県のブラウンズフィールドは、基本の食生活が玄米菜食。ほとんど食器は水洗いだったけど、お腹を壊したことはありませんでした。食べ物が盛られていた食器の状態=身体の中という見方も一理あり。ベトベト食器が多い食生活だと、それを食べた身体もベトベトするから、洗顔やシャンプーも油スッキリ系が必要になるのかも。この流れで、次はお風呂場!

 

お風呂場&洗面台

お風呂場と洗面台のスッキリ革命は製品の数も多かったので達成感がありました。

Before 購入していたもの:ボディーソープ、シャンプー、リンス、コンディショナー、身体用保湿クリーム、クレンジング、洗顔、化粧水、乳液、顔用保湿クリーム、洗い流さない髪用トリートメント、殺菌しっかり系の手洗い用液体石鹸、歯磨き粉などなど。常に全て常備じゃなかったけど、使ってた。詰め替え用を選んでいた理由は、ボトル代を浮かせるため(あー、もう本当に思い出すと辛いー。地球ごめんね)。

After  全身「森のなかま」。たまにお湯洗い。たまにメイクした時は、料理に使うココナッツオイルで落としてる。乾燥している時は、オイルを少々。今は友達が作っているオーガニックバーム(原料:ホホバオイル、蜜蝋、精油)を使用。オリーブ石鹸を使うこともあります。歯磨きは、歯磨き粉不使用2年目(ナスの炭焼き、麻炭、塩なども試してみた)。

小さい頃、「顔も身体も頭の皮膚も繋がってるのに、なんで部分的に違うもので洗わないといけないんだろう?」って思っていて、それが高校生や大学生の頃は間違った美容への意識で、そんな純粋な疑問も忘れてしまっていた。結果「なんだ、全部一緒でいいんじゃん!」です。

 

わたしの住まいの水回りに対応できるサバイバル能力

・そもそもシャンプーやリンスを使ってないから、使えなくなるストレスがない

・「これだけで十分」という状態は、安心感へ繋がる

・もちろん「森のなかま」がなくても、大丈夫

・将来的には、五右衛門風呂、かまど、アースオーブン、沢水での暮らしを確立させたい

 

 

現状、わたしが役に立てるであろう知識や経験は、こんな感じ。

たくさんの事をざっくりまとめたから、食や美容関連など、また別々にブログに書き出したいと思います。

 

 自分ひとりじゃできない事だらけ。

ひとりで出来るようになる仙人暮らしや、お隣さんと挨拶もしないマンション暮らしより、家族や仲間と暮らしていくコミュニティー暮らしが、未来の生活スタイルだなーと思う!そんな時、自分も何か役に立てる人でありたいな、そのために知識や経験増やしていけたらいいなと思う今日この頃。