自由きままにBotanic life

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料理教室レポ 2017/2/12,13

今年高知へ帰ってきてから、最初の料理教室を開催しました。

2月12日(日)と13日(月)の二日間。

 

二日間で16名の方と出逢うことができました!

皆さん素敵な女性ばかり。本当に!

 

参加して下さった皆様との共有用にも、レシピを書き出しておきます。

あくまで、教室に来て下さった方なら分かっていただけるであろうレシピです(笑)

 

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※分量は、お好み。よく味見をしながらその時の「おいしい」を感じて下さい。

※調味料は、天然醸造のもの、添加物などが入っていない自然なものを選びます。

※身近にあるものでのアレンジをぜひ楽しんで下さいね!

 

メニュー

大根の竜田揚げ

切干大根としめじの柚子マリネ

菜の花のソテー

ひえと里芋のホワイトシチュー

さつま芋フリット

芽キャベツラディッシュのソテー

黒米入り五分づき胚芽米or玄米

大根おろしのお味噌汁

おまけ:里芋の皮チップス

 

 

大根の竜田揚げ

材料:大根、にんにく(すりおろし)、醤油、オリーブオイル、片栗粉、揚げ油

①大根を一口サイズの乱切りにします。
②しっかり蓋のできる鍋にうっすら水を張り、その中に切った大根を入れて蒸し煮します。
③その間にタレ作り。ざっくりですが、大根半分の量に対してにんにく1欠片、醤油とオリーブオイル合わせて200cc程。にんにく(すりおろし)、醤油、オリーブオイルをボールの中でざっくり混ぜ合わせます。醤油とオリーブオイルはほぼ同量〜3:2くらいの割合。にんにくを多めに入れると、お酒のつまみにもなる味に。醤油が多すぎると、醤油辛くなりやすいので気をつけて下さい。
④大根がうっすら透明になってきたら、タレの入ったボールに入れて、味を馴染ませます(約10分〜15分)。この時、あまり火を通しすぎると形が崩れてしまうので注意。固めかな?と思っても、後でゆっくり揚げれば大丈夫。火が通ってなさすぎると、味が入りにくくなります。残ったゆで汁は、お味噌汁鍋へ入れます。

⑤10分〜15分後(これは最短の時間で、もう少し長くタレに浸けておいても大丈夫です。)。大根にお醤油の色も付いてきたら、片栗粉にまぶして揚げていきます。揚げる温度は高すぎないことがポイントです。すると綺麗なキツネ色に揚げ上がります。

大根独特のしゃくっとした食感が残っていても、トロトロになっても、どちらも美味しいです。お好みで蒸し煮加減、揚げ加減を調整してみて下さい。

 

切干大根としめじの柚子マリネ

材料:切干大根、しめじ、オリーブオイル、塩、柚子果汁、お好みで胡椒

①切干大根を戻します。切干大根をさっと洗い、ボールの中で水に浸して戻すというより、切干大根が水を吸って戻っていくイメージです。余分な水に栄養が出ていかないように、たまにボールの中で切干大根を天地返しして、少量の水をまんべんなく吸わせていきます。

②しめじを炒めます。キノコなら、えのきや舞茸も合います。フライパンにオリーブオイルをしき、ほぐしたキノコを入れて、中火で炒めます。香りが立ってきたら塩を入れて、炒めていきます。塩加減はお好みで。塩をしっかりめに入れるとキノコくささが飛びます。

③戻った切干大根を軽く水切りして、炒めたしめじをボールの中で混ぜ合わせます。そこに、お好みの量の柚子果汁とオリーブオイルを少々回し入れて馴染ませます。柚子果汁は意外とたくさん入れても酸っぱすぎず、美味しいです。さらにお好みで胡椒などスパイスを合わせるとアクセントになります。

水切りした切干大根の汁はお味噌汁鍋へ入れます。お味噌汁でクツクツ火を入れていくと甘みが増します。

 

菜の花のソテー

材料:菜の花、塩、オリーブオイル、お好みでスライスにんにく

①菜の花を食べやすい大きさに切ります。

②フライパンにスライスにんにく、オリーブオイルを入れて弱火〜中火にかけます。にんにくの香りが立ってきたら菜の花を入れ、その上からオリーブオイルを少々回し入れて塩を振り、炒めます。オリーブオイルを強火にかけて煙が出ると、香りが飛んでしまうので、火加減に気をつけます。にんにくを使わなくても、美味しいです。

旬の野菜を、月のリズムをみながら、さっと蒸したりソテーにしたり調理法を使い分けて楽しみたいですね。あと、自分の「こうやって食べたい」の感覚を信じて

 

ひえと里芋のホワイトシチュー

材料:ひえ、里芋、にんにく(すりおろし)、豆乳、菜種油、塩、お好みで醤油

①ひえを洗います。えぐみが残らないように、丁寧に洗います。

②ホワイトソースを作ります。深めの鍋に、にんにく(すりおろし)と、菜種油(多め)を入れてにんくが焦げないように炒めます。その鍋に豆乳をたっぷりと、塩を入れ、洗ったひえを入れて弱火にかけ、底で焦げ付かないように、木べらでゆっくりと混ぜながら、ひえを炊いていきます。

③里芋は洗って皮を剥きます。一口サイズに切り、鍋に水と里芋を入れて炊いていきます。はじめは早く沸騰させるために蓋をしますが、ゆでこぼれてくるので、途中で蓋を取り、クツクツゆでます。

④ひえが炊きあがってきて、ホワイトソースがもったりしてきたら(この途中、ひえが多くて焦げ付きそうになったら、豆乳を足します)、塩加減をみて、薄いと思ったら塩を足して味見します。

⑤里芋に火が通ったら、ザルにあげて、ホワイトソースの鍋に里芋を入れて混ぜ合わせます。最後に塩加減をみて、まだ物足りないけど塩気は十分だと感じたらお醤油で味を整えます。豆乳のやさしい甘みが引き立つように完成すれば、美味しいです。少々コクを出すのに、多めに入れた菜種油もポイントです。

今回の教室では、”もったり”仕上がりましたが、豆乳を多く入れて味を整えれば、もっとシチューらしくなります。

 

さつま芋フリット

 材料:さつま芋 酵母

酵母種は、使う前日に小麦粉・砂糖・水を入れて常温で発酵させておきます。一度このようにして菌を元気にさせて、冷蔵庫で2〜3日経ったものでも美味しく作れると思いますが、どんどん菌が糖をエサにして発酵は進んでいき、夏場はより早くすっぱいにおいになっていきます。そうなると、料理に使った後も発酵のにおいが気になるくらい残りますので、使う前に、酵母のにおいを嗅ぎ、甘くいいにおいであることを確認して使って下さい。すっぱいにおいに変わっていても、また小麦粉・砂糖・水を足して発酵させると、甘いにおいがしてきます。

②さつま芋を一口サイズに乱切りして、衣として酵母種をからませる。

③低温すぎないくらいの温度で、ゆっくり揚げていく。少し膨らみ、衣の酵母種に砂糖も含まれているので、表面がパリッと仕上がります。

 上手く揚がれば、中はホカホカ、外はパリッ。

 

芽キャベツラディッシュのソテー

材料:芽キャベツラディッシュ、オリーブオイル、塩

①フライパンでソテーします。少しキツネ色が付くくらいまで。

ワンプレートの中で、春らしさを演出してくれます。こうして、色んなおかずを作る中で、旬のものを簡単でシンプルに食べられる料理もいいですね。

 

黒米入り5分づき胚芽米&玄米

(中美恵先生の炊き方)

①お米を炊く鍋を用意します。今回はシンフォニアさんの黒い鍋をお借りしました。

②お米を洗います。

③鍋の中にお米を入れ、鍋の中に指を入れて先っちょがお米に触れた所から、中指の第一関節まで水を入れます。
④まずは中火でクツクツ沸騰してくるまで、蓋をしないまま火にかけます。10分くらいです。このクツクツで甘みが引き出されます。

⑤クツクツしてきたら、塩をひとつまみ入れます。陽性のエネルギーで甘みを中にきゅっと閉じ込めるイメージで。
⑥塩を入れたら、蓋をします。蓋をしたら一気に強火にします。蓋から十分シュンシュンと蒸気が上がってきたら、とろ火にします。

5分づき・・・15分〜20分ほど

玄米・・・25分〜30分ほど

⑦20分を過ぎた頃から、お米のにおいを嗅いで、炊き加減を確認します。蒸気に水っぽさを感じたり、火力が強いと焦げたにおいがしてきます。そのにおいで2〜3分時間調整します。

⑧美味しいお米の甘いにおいになって、鍋に耳をすませてみても、ブクブクという音もしなくなり、静かであることを確認して火を止めます。

⑨15分以上蒸らしたら、完成です。

初めて使う鍋とコンロでしたが、美味しく炊き上がりました。素敵なお鍋!

道具やコンロの種類(弱火や強火加減って違いますよね)によって、時間は変わります。

やっぱり、玄米よりも5分づきの方が早く炊き上がりました。

12日参加の方には5分づき、13日参加の方には玄米を召し上がっていただきました。

体質や体調によって、食べ分けていきたいですね。

 

大根おろしのお味噌汁

材料:だし用の乾燥しいたけ、大根、味噌

①乾燥しいたけを水につけて戻しておきます。中火にかけて、だしをとっていきます。強火でぐらぐら茹でないように、火加減に気をつけます。しいたけ同士が触れ合って細かい泡が出てきたら、美味しくだしがとれているサインです。

②大根は、おろし器で円を描くようにしておろします。
③20分〜30分程でだしがとれたら、しいたけを取り出して、大根おろしを入れて火にかけます。

④すり鉢を用意します。すり鉢の中にだし少量とお味噌を入れて、なめらかにしていきます。ぜひ、あのすり方を試してみて下さいね〜!

味見をして、お好みのお味噌汁を完成させて下さい。

今回は、しいたけスープのやさしいお味噌汁にしたかったので、昆布は使いませんでした。ぜひ使い分けて下さい。毎回だしを取らなくても、しいたけ・こんぶナシの、野菜だけの美味しさでつくるお味噌汁も十分美味しいですし、料理をしながら戻し汁やゆで汁も追加して、毎日違って、季節の味が自然と合わさるお味噌汁を頂いて下さい。

発酵食品、という点でもお味噌はぜひ食卓へ。

 

おまけ:里芋の皮チップス

材料:里芋の皮、塩、揚げ油

①里芋の皮を、かりっとなるまで揚げて、塩をふって完成です。

野菜をまるごと美味しく食べられる一品です。

わたしが3年間勤めていた

brownsfield-jp.com

でもよく食べていました。

教室でご紹介させていただいた「ブラウンズフィールドの丸いテーブル」という本にも、ブラウンズフィールドを卒業したスタッフインタビューの中で登場する思い出のレシピです。

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こちら、とってもオススメの本です。

持続可能なライフスタイルのヒント、「これが好きだから」と自由に生きる選択肢、食に精通する方々のオススメレシピなど、様々な角度から、何かしら「あ、いいな」と感じるフレーズがきっとどこかに散りばめられていると思います。

<ご購入方法>

下記リンク先でネット注文していただくか、

http://brownsfield-jp.com/product/marute/

わたしの料理教室でも販売させていただいております。

 

3月も開催予定です!

高知をアイする料理教室

まだ若干名様お申し込み可能です。

 

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参加者の皆さん同士も、とても気が合ったようで、終わった後のお話がたのしかったですね。お知り合いの方同士も多かったです。

集合写真は初日に撮り忘れて(泣)、2日目の皆さんにもブログ掲載の許可をいただき忘れました(泣)

 

「また、参加したいです」

「たのしかったです」とたくさん嬉しい感想をいただきました!

ありがとうございました◯